穏やかな春の日差しを浴びて、一年の始まりです。
「春の彼岸」も過ぎ、さくらが満開になり入学式を迎えるころから、梨の花は咲き始めます。
梨の花は晩生の品種から咲き始め、早生へと咲いていきます。
花は結実のときを迎え、大切な人工授粉(花あわせ)の時期になります。
一輪一輪がかれんに咲き2週間あまり純白の花のジュータンが続きます。
このころは寒暖の差が大きく不安定な天候が多く、出鼻をくじかれないよう、気の抜けない日々が続きます。
花が満開になって1~2週間経つと花も実となり、みずみずしい若葉とみどりの風の中新緑の5月を迎えます。
この時期の作業は摘果(玉選り)新梢管理、袋掛け(一部)とあり7月まで順次進めていきます。
太陽の光を浴びて、梨の枝・葉(新梢)は互いに競い合うように伸び、飛行機が滑走路を飛び立つ時のように力強く、
そよ風の6月と梅雨を越え青く突き抜けた初夏の7月まで満足ゆくまで枝・葉(新梢)を伸ばし収穫のときまで、
すくすくと実を太らせ静に熟期を待ちます。
4月:花
6月:若い果実
6月下旬:果実と伸びた枝
7月:袋掛けと伸びた枝
梨歳時記(緑の風のシンフォニー)Japanese pear annual events in life and nature


